第123章

チャールズが浴槽の縁につかまってようやく姿勢を安定させたそのとき、エミリーは彼に清潔な着替えを取ってこようと、すぐさま立ち上がろうとした。

しかし、しゃがんでいた時間が長すぎたのだ。立ち上がった瞬間、目の前が真っ暗になり、彼女は前方へよろめいた。

チャールズは素早く反応し、彼女を受け止めようと手を伸ばしたが、バスルームのタイルはすでに水で滑りやすくなっていた。彼女の勢いは思いのほか強く、彼自身のバランスまでも崩してしまった。大きな水音とともに、二人は浴槽の中へと転がり落ち、周囲に激しく水しぶきを撒き散らした。

エミリーは本能的に体を支えようと手を伸ばしたが、その手は、焼けつくように熱く硬...

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